根管治療担当医師
院長 Dr. 佐藤 暢也
経歴
1985年 北海道大学 歯学部 卒業
医療法人 仁友会 日之出歯科診療所 勤務
1988年 港町歯科クリニック 院長
1999年 医療法人 東京堂 理事長
2015年 東北大学大学院 歯学研究科 歯科保存学分野 非常勤講師
2021年 東北大学大学院 歯学研究科 修了 博士(歯学)」
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東北大学大学院 歯学研究科 歯科保存学分野のHP
日本歯内療法学会のHP
日本口腔インプラント学会のHP
プロフィール
スーパーデンティストを目指して、港町歯科クリニックを開院し、30年間にわたり継続的に研修を積み重ね、歯の保存治療とインプラント治療を担ってきた。
現診療室は、ユニット11台を有し、数人の勤務の先生と共に、総合歯科臨床を目指し、歯を守る根管治療を一つの専門分野として日々の臨床に取り組んでいる。
そうして歯を守る治療を行う一方で、歯のなくなった部分には、さらなる歯の喪失を防ぎ、口の機能回復に積極的にインプラント治療研修を積み重ね、歯の保存治療とインプラント治療を担ってきた。
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副院長 Dr. 岩波 洋一(いわなみ よういち)
歯の価値を大切に考えているあなたへのメッセージ
あなたの生まれもった歯にまさるものはありません!
歯科治療が必要になったなら、ご自分の歯を守ることを第一に考えましょう。歯を失ってから、どんなに優れたブリッジやインプラント治療をしたとしても、あなたの歯にとって代わることなどできません。
もし、あなたの担当医が「歯を抜きましょう」とすすめたとしても、歯内療法担当医ならば、歯と歯根を救うことができるかも知れません。歯内療法により、歯の内部の悪くなった歯髄(神経や血管など)を取り去り、その中を充填し密閉します。
そして、あなたの歯がもとのように復元されたなら、快適な咀嚼と自然な外観が手に入り、これからの人生において、他の歯と同じように機能することになります。
もし、私たち歯内療法担当医でも歯を救うことができないときは、その代わりにブリッジやインプラントを考えます。それは、歯周組織と骨の状況により選択することになります。
しかし、インプラント治療は、とても複雑で高い費用がかかります。また、インプラント治療の終了まで、治癒期間を考慮すると、多くの回数と長い期間を要します。
精密な根管治療は、保険外の自由診療費用がかかりますが、それでもインプラント治療程の費用はかかりません。
※歯を抜く前に、歯を救うためにあらゆる手段を検討しましょう。何より、あなたの生まれもった歯にまさるものはないのですから!
歯を抜かずになおす歯根の治療の要点
佐藤院長は、米国歯内療法学会(AAE)に1995年の入会以来、約30年、AAEおよび各種国際学会にて研鑽を積んでいます。
そして、歯根の治療の知識と高度な技術を修得してきました。今では、こうすれば、歯根の治療はうまくいく、と断言できるようになりました。
そこで、佐藤院長 から「痛まず良くなおる歯根の治療」のキーポイントをお知らせいたします。
現代のハイテクノロジーを活用すること
根管治療の三種の神器、ニッケルチタン製ファイル、マイクロスコープ(実体顕微鏡)、歯科用CTがそろっていることが必須です。
歯根の治療という難しい技術を修練して身につけていること
単に良い道具をそろえれば、良い治療ができるというわけではありません。歯根の治療の腕前は一朝一夕で身につくものではないのです。根気強く、年月をかけて修練することが不可欠です。
また、さまざまな症例に応じて適正な治療方法を選択することができるようになるには、多くの経験の蓄積が重要になります。
さらに、最低5年以上、できれば10年以上にわたる経過良好な治療結果を患者さんに提示したいものです。
マイクロスコープ(実体顕微鏡)で歯根の中を明るく照らし拡大して、よく見えるようにして治療をすること
マイクロスコープは、何の治療のためにあるのか?その一番手にあげられるが、歯根の治療です。
術者と歯の位置を固定して治療できることで、マイクロスコープの有効性を最大限に引き出すことができます。マイクロスコープの使用目的は、拡大することと、明るく照らすこと。そうすることで治療成果が飛躍的に良好になります。
小さな米つぶの中をのぞくような繊細な治療ですから、拡大しないと歯根の中は見えません。
それと同じくらい大事なのが、歯根の中を明るく照らす照明の効果です。暗闇で懐中電灯を使うのと同じ原理で、通常の治療用ライトだけの治療というのは、暗がりの中をおそるおそる手探りで歩くことと同じようなものです。
最後に、抜歯の判定について
米国の著明な大学教授いわく、「歯根の状態を診断し、抜かずに歯を残すことができるのか、抜歯せざるを得ないのか、その判定を適切にできるのは、根管治療担当医である」。安易に抜歯してインプラントへと誘導する現在の歯科界に警鐘を鳴らす意味でも、この言葉の意味は深いものです。
長年培った歯根の治療の知識と技術を集約して、今後も高度な根管治療をしていく所存です。