歯内療法専門医とは?
歯根の治療の専門医ってなに?

当クリニックの院長である佐藤暢也は、歯内療法学会の専門医と指導医の資格を有しております。
歯内療法学会とは、歯科医学会のひとつであり、この歯内療法学会において、根管治療に関する深い知識や高度な技術を習得していると認められた歯科医師に与えられる資格が、歯内療法専門医なのです。
同じような治療内容であっても、歯内療法に精通した専門医の行う、国際的にスタンダードな高水準の治療は、一般歯科医師とは大きく異なり、よりよい治療結果が期待できます。
細菌のコントロールと、専門的知識そして治療技術が伴わなければ成功は望めません。
根管治療を無菌的に高レベルで行えることはもちろん、それ以外に外科手術で根の先端を取り除く治療法や、穴の開いた部分を塞ぐ治療など、一般の歯科医院では行えない、あらゆる手立てを検討し、歯を残すことに全力を尽くしますので、患者さんには安心して治療を受けていただけます。
歯内療法専門医の取得には以下の条件があり、十分な経験と深い知識が求められます。
●歯内療法学会の会員になり、5年以上経過している
●歯内療法学会に認定された研修施設で5年以上の臨床経験を積むか、あるいは7年間で所定の認定臨床研修カリキュラムを全て受講する
●申請時に5年間で規定の単位を取得している(学会参加や発表により単位を取得)
●ラバーダムを使用し、術前から治療後6か月以上経過した5症例の症例報告が必要(規格化X線写真と治療プロトコールを提出)
上記の要件をクリアし、歯内療法専門医審査(書類審査、対面審査、筆記審査)に合格すると、ようやく専門医として認められるのです。
現在、歯内療法学会では215人の専門医(指導医含む)がいます。(平成29年、10月現在)
さらに、専門医を取得後、5年以上の臨床経験を積み、学会発表や学会誌での論文発表を行い審査に合格すると、指導医という資格が与えられます。
指導医は専門医を対象としたセミナーにおいて講師を務めるなど、歯内療法におけるまさに指導者的役割を担う存在であり、全国で49人しかいない資格です。
港町歯科クリニックに勤務の歯科医師は、院長の指導の下で研修を重ねて、専門医同様の厳密な標準治療を実施しております。
なお、米国歯内療法学会では、歯内療法の標準治療として、 Standard of Practice 、Standard of Care 、Best Practice を明確に示し、ウエッブサイトにて皆様へ専門医(エンドドンティスト)の歯内療法に関する情報提供をしております。